調剤薬局でお薬を受け取る際には、ファーマシストからの服薬指導を受けることが必要です。服薬指導の目的や役目を正しく理解し、きちんと話に耳を傾けるようにしましょう。服薬指導に関する様々な情報をお届けしますので、お薬を安全に服用するためのヒントになさってください。
服薬指導では、処方された薬の名称や種類、効能といった基本的な情報を教えてもらえます。自身が服用するお薬がどのような薬であるかを理解する上で、服薬指導は不可欠なものです。新しい薬を服用する際は特に、服薬指導を慎重に受けるようにしましょう。
どのようなタイミングでどれだけの量を服用すればよいか、といった服用回数に関する情報もきちんと押さえて、安心安全にお薬を服用することが大切です。お薬の説明書を紙に印刷して渡してくれる薬局も多いですが、薬剤師から口頭で説明を受けておくと、必要な情報をインプットしやすいです。
お薬は、正しく服用すれば健康にプラスになる一方で、誤った服用方法をしてしまうと、健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。服薬指導を通して、副作用やリスクも含めて、きちんと説明をしてもらうことが大事です。
向精神薬や睡眠薬などは、お薬の服用中はアルコールの摂取を控えるように指示されているケースもあります。お薬の効能を引き出すために覚えておくべき注意点をしっかり押さえておくようにしてください。
服用後に眠気が感じられる可能性がある薬については、車の運転などを避けるようにすることが必要です。副作用が出てしまった際の対処法なども確認しておくと安心です。
服薬指導では、お薬をより快適に使うためのアドバイスをしてもらうことも可能です。錠剤タイプの飲み薬の場合、割線があれば、割って服用することで飲み下しやすくなります。
塗り薬を患部に塗る場合、綿棒を使って塗るようにすると、特定の箇所にお薬を塗布しやすくなります。ちょっとした工夫次第でお薬の使いやすさがアップしますので、薬学の専門家の意見を聞いて、参考にするようにしてください。
粉状の薬が飲みづらいと感じている場合、服薬ゼリーやオブラートを使うと、比較的飲みやすいです。服薬をサポートする製品を薬局で販売しているところも多いので、相談してみるとよいでしょう。